不動産を購入・売却する際、一番に気になることは、その不動産の価格であると思います。不動産の価格決定には、その物件の持つさまざまな要因が影響しています。
では、不動産の価格がどのように決まるのか、どのような要因が影響するのかを“売却”を例に見ていきましょう。
不動産業者に依頼すると“査定”を行ってくれます。この査定が、売却までの最初のステップです。さて、この査定の方法ですが、財団法人不動産流通近代化センターが作成した「価格査定マニュアル」に基づいて行っている業者がほとんどと思われます。
○土地の価格査定
主な要素として、「交通・近隣」「環境・供給施設」「街路状況」があげられます。
・「交通・近隣」では最寄り駅、中心街からの徒歩やバスでの所要時間と店舗までの距離などがポイントです。
・「環境・供給施設」では、騒音・振動や日照・採光のほか、排水やガス施設がチェックされます。
・「街路状況」は、土地が面している道路の方位、幅員などがあります。
○マンションの価格査定
「住戸位置」「専有部分」「共用部分」「建物の維持」「管理清掃」が主な要素となります。
・「住戸位置」では、所在階や開口部の方位が査定の対象です。
・「専有部分」では、室内の仕様・仕上がりや室内メンテナンス状況がチェックされます。
・「共用部分」の要素は、エントランスや外壁の状況がポイント。
・「建物の維持」の要素として長期修繕計画の状況と主要な修繕の実施状況が見られます。
・「管理清掃」として保守清掃の状況もチェックされます。
また建物の場合は、査定対象と同じグレードの新築建築価格とその査定する建物の経過年数、リフォーム状態などを考慮し、査定されます。
不動産業者は、このようにして行われた査定をもとに希望価格を決定します。この希望価格に売り主と買い主の意向が加わり、取引価格が決定するのです。
売却する場合も購入する場合も自分自身の希望を伝えることが重要ですので、不動産情報誌や周辺の相場などを下調べしてみてはいかがでしょうか。
